群馬経済同友会

地域創生委員会

1.基 本 方 針

 昨年度、当委員会では、始めに「2022-2023年度 提案書」に関する意見交換会を行い、活動内容を共有した。年度のテーマである「人口減少下における地域グランドデザインの実現に向けて」のもと勉強会を行い、民間からの提言である人口ビジョン2100から地方創生を振り返り、第三次国土形成計画やウォーカブルなまちづくりなど、国の施策についても学んだ。国内視察では、歩いて暮らせるまちづくりの先進都市である愛媛県松山市を視察し、公民学連携のまちづくりの取り組みについて学ぶことができた。
 2014年に始まった地方創生は、2023年にデジタル田園都市国家構想となり、ほぼ全ての地方公共団体は地方版総合戦略を策定し、各地域の実情に即した地方創生に取り組んだ。一定の成果はあったものの、人口減少が加速する中、東京圏への女性の転入超過や大企業の集中といった課題も浮き彫りになってきている。2024年10月に内閣は「新しい地方経済・生活環境創生本部」を設置し、地方こそが成長の主役との発想に基づき、大規模な地方創生策を策定している。こうした中で、自らの地域のまちづくりは行政が担うのではなく、地域の住民や経済界が牽引するべきであり、経済人自らの意識を高めることが重要である。
 このような状況を踏まえ、昨年度の活動テーマである「人口減少下における地域グランドデザインの実現に向けて」を継続し、新たに打ち出される地方創生2.0などに関する勉強会を行うほか、都市改革に成功し、デジタルを駆使しつつも住民の生活の質を向上させた海外の先進事例を視察したい。年度後半には2年間の活動を通じて得た知見をもとに活動成果をとりまとめ、目指すべき地域の姿や経済人の役割を考察したい。

2.活 動 内 容

(1)テーマ「人口減少下における地域グランドデザインの実現に向けて」

海外経済産業視察に関する勉強会、意見交換会の開催。
地方創生2.0などに関する勉強会、意見交換会の開催。
研究テーマに見合う勉強会、意見交換会の開催。

(2)海外経済産業視察

研究テーマに見合う視察候補地への視察を検討。
実施時期:11月
視察候補地:スペイン(バルセロナ・マドリードほか)

(3)委員会

随時開催

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